前回の教習(Part16)はこちら

教習に命を燃やしています!
どうも、あみさかです
今回で自動車教習所日記が最後となります。
僕自身は無事に免許をストレートでとることができました。
今回は「卒業検定」と「本免学科試験」について説明します。
内容と合わせて時程や流れも紹介しますが、あくまでも僕が受けたときの時程です。
※人数や受ける場所によって所要時間は異なってきます。あらかじめご了承ください
卒業検定の持ち物と流れと時程
卒業検定を受けるには、まず第二段階の「みきわめ」に合格をしなければいけません。
みきわめに合格したら受付に行き卒業検定の申し込みをしましょう。
検定を実施する日はあらかじめ教習所ごとに決められています。
運転にブランクが出ないように、なるべく早めに受けるようにしましょう。
なお、卒業検定では路上を走るため仮免許が必要です。
仮免許の期限がギリギリの人は気を付けてください。
当日の検定に必要な持ち物
- 印鑑(忘れてしまっても書類を書けばOKとなるようですが、面倒です)
- メガネやコンタクトレンズ(必要な方は必ず)
- 収入証紙代(金額は卒検説明の紙に記入されています)
収入証紙は自分の住んでいる県と教習所のある県が違う場合には購入しても意味がありません。
その収入証紙は免許センターで試験を受ける時に必要になるものなので、卒業検定当日には利用しません。
その他、教習所から指定された場合の持ち物も忘れないようにしましょう。
卒業検定当日の流れ(約5時間半)
僕が卒検を受けた日の時間で書きますのであくまでも参考までに
※人数が多い場合は時間が長くなる可能性があります。
8:30 教習所集合(時間厳守)
この時間に遅れてしまうと検定を受けさせてもらえなくなってしまいます。
余裕を持って教習所につくように家を出ましょう。
ちなみに、僕が卒業検定を受けたときの受験者はATが6人・MTが3人の合計9人でした。
8:40 卒検の説明開始
卒検の説明は、
- 当日走るコース
- 方向転換、縦列駐車の中から実施する試験の説明
- 検定時の注意点
このような説明が30分ちょっとありました。
卒業検定では自主経路を行わないため、コースを覚える必要は全くありません。
僕が通っていた教習所では卒業検定の路上のコースは3種類用意されていて検定当日に発表されました。
そして路上のコースとは別に、教習所内で左または右の方向転換・縦列駐車の中から1つを指定され行うことになります。
どれになってもいいように手順はしっかり復習しておきましょう。
(方向転換と縦列駐車はPart14を参照)

僕が検定を受けたこの日は、左の方向転換を行いました。
左の方向転換は、運転席から内輪差が分かりにくく少し難しいですかね。
9:30 検定開始
卒業検定のコースのスタート地点が教習所から少し離れたところだったので、教官の運転でスタート地点まで向かいました。
卒業検定も修了検定と同じように、後部座席に教習生が乗っている状態での運転になります。
僕は3番目だったので教習所のバスに乗って待機していました。
自分の番が来たら教習車に乗り込むところから検定は始まります。
手順通りに発進して教官の指示のもと走ります。
途中で一度、「停車可能な場所で停車してください」という停車の指示があります。
停車禁止の場所は気を付けて速やかに停車しましょう。
駐停車禁止場所はPart12で紹介しています。

停車の際はサイドブレーキを引き、AT車であればP(パーキング)・MT車であればN(ニュートラル)にギアを変えてエンジンは切りません。
※運転を交代する際にはエンジンを切って駐車してください。
停車が完了すれば再び発進の合図を教官がしてくれるはずなので、安全確認をしてから手順通りに発進しましょう。
路上での検定で特に気を付けることは、
- 進路変更時などの後方の安全確認・巻き込み確認
- 制限速度を守る
- 歩行者の保護・信号のない交差点では歩行者が優先
これらの点を意識しておきましょう。
そして、卒業検定ではコースを間違えたとしても検定中止にはなりませんし減点にもなりません。
教官が元のコースに戻れるよう指示を出してくれます。
もちろん元のコースに戻るまでも採点の対象となるので落ち着いて運転しましょう。
僕は、特に何事もなくゴール地点まで着くことができました。
※ゴール地点に着いて駐車した後、車から降りる所までが検定です。
卒業検定にかかった時間は1人15分ぐらいずつでした。
10:50 所内検定
路上での検定が終わると所内に戻り、次に左または右の方向転換か縦列駐車を行います。
先ほど書いたように僕の時は左の方向転換でした。
最初に説明を受けると思いますが、切り返しは3回までしかできません。
4回目の切り返しをした時点で検定中止となり不合格となってしまいます。
3回目までの切り返しでも減点はありますが、ポールに車をぶつけてしまっても検定中止なので丁寧に操作しましょう。
さすがに数十分かけるのは良くないとは思いますが、時間制限は設定されていません。
ゆっくり丁寧に運転しましょう。
僕は1回の切り返しで方向転換することができました。
おそらく1回目の切り返しでは減点がないはずなので、出来れば切り返し1回までで出れるようにしましょう。
11:20 検定が全て終了
所内検定も1人5分ぐらいで終わると思います。
そのため、路上検定と合わせて1人20分ぐらいしか運転をしません。
運転を交代したり採点したりする時間もあるため3人で1時間とはなりませんが、結構あっという間に終わってしまいます。
そこからは合格発表まで待機です。
11:40 合格発表
この日に受けた受験者は全員合格でした。
僕が通う教習所では合格率は平均で85%ぐらいと聞いていたので安心しました。
卒業検定に合格すれば、後は書類をもらって卒業式を行うだけです。
書類の準備があるため一度解散してお昼休憩となりました。
不合格になってしまった人は次の検定を受ける前に一度補習としての教習を受けなければいけないので受付に行き申し込みを行います。
13:30 合格者のみ再集合
形式上の卒業式を3分ぐらいで行い、あとは書類の確認をする時間です。
本免学科試験を受けるために、
- 運転免許申請書
- 卒業証明書
- 住民票(入校時に提出したもの)
- 質問票
これらの書類は免許センターで提出するため間違いがないか確認しましょう。
それと、教習所に関してのアンケートがあるかもしれません。
14:00 解散
運転免許を交付されるのは教習所を卒業して本免学科試験に合格してからです。
卒業検定に合格してから本免学科試験までの期限は十分にありますが、なるべく早く受けに行くようにしましょう。
期限を過ぎてしまうとそれまでの教習は無効となり、また一から教習を受けなければいけません。
ちなみに、卒業検定の集合から解散までの時間は休憩を含めて5時間半でした。
免許センターの本免学科試験の流れと時程
本免学科試験は免許センターで受けることが出来ます。
教習所でもらった卒業証明書があれば技能試験は免除となるため、受けるのは学科試験のみとなります。
住民票に記載されている住所の都道府県、つまり自分が住んでいる都道府県の免許センターでしか試験を受けることができないので注意しましょう。
そして、免許センターによっては抽出試験を行っているところがあります。
(抽出試験は学科試験を受けに来た人の中から数人が技能試験を受けるというものです。おそらく教習所の卒検を合格したときに説明があると思います。)
この抽出試験の合否には関係なく、学科試験に合格すれば免許を受けとることが出来るようです。
学科試験の当日に必要な持ち物
免許センターで受ける本免学科試験の持ち物は、
- 運転免許申請書(受験料分の収入証紙を貼った状態)
- 卒業証明証
- 住民票(発行から6か月以内のもの、教習所から返されたものでもよい)
- 質問票
- メガネ、コンタクトレンズ
- 交付手数料(収入証紙を免許センターで買う)
これらを忘れないようにしましょう。
筆記用具は免許センターが用意しているものを使うことになると思いますが、一応鉛筆ぐらいは持って行った方が良いと思います。
本免学科試験の当日の流れと時間
まず注意してほしいのは、免許センターは比較的駅から遠いためバスを利用する人が多いと思います。
しかし免許センターには免許の更新に来る人が車に乗って訪れることがほとんどのため、免許センター行きのバスは本数は多くありません。
そのため、前日までにバスの時刻表を確認しておきましょう。
本免学科試験の受付時間もあまり長くないので気を付けましょう。
僕は千葉県に住んでいるため流山免許センターで受験しました。
流山免許センターの場合、本免学科試験の受付は2階にあります。
免許センターに着くと先に交付手数料の収入証紙を買うように言われると思いますので、忘れずに買いましょう。
申し込みの書類の書き方も教えてもらえますので、もし不明な点があったら時間に余裕をもって免許センターに行って聞くようにしましょう。
そして、ここから紹介する本免学科試験と免許発行の所要時間は僕が免許を取得した日の場合です
試験を受ける人数によっても所要時間は変わりますし、免許センターによっても変わります。
あくまでもご参考までに
9:00 試験の説明
まず席に着くと、免許取得についての確認書類を記入することになると思います。
説明が始まる前に記入をして大丈夫なので書いておきましょう。
平日に試験を受けに行ったため、その日に普通自動車の学科試験を受けた人数は19人でした
そのあとマークシートに受験番号や名前など記入していきます。
説明を聞きながら書いていきましょう。
9:30 試験開始
本免学科試験は50分間です。
問題は90問のためほとんどの人は時間が余ると思いますが、見直しをしっかりと行いましょう。
10:50 合格発表
合格発表の時間は人数によって早まることもあるみたいなので、最低でも5分前には合格発表する場所の周りにいたほうが良いです。
(流山免許センターの食堂と売店は閉店していました。コンビニも少し遠いためご飯を買うことのできる場所はありませんでした。)
電光掲示板で合格発表が行われます。
受験者が19人で合格者は17人でした。
僕は一発で合格しました。
不合格になってもすぐに帰らずに次の受験のために説明を聞く必要があります。
免許センターの方から指示があります。
10:55 適性検査
適性検査では視力検査と色の色別検査を行います。
機械で行いますがそこまで精密にやるわけではなく、視力に問題が無ければ30秒もかからずに終わってしまいます。
11:10 申請の書類提出
視力などに問題がなければ、申請書に交付手数料の収入証紙を貼り提出します。
11:20 写真撮影
免許証の写真はあまり写りが良くないっていう話を聞くと思います。
その理由は、速攻で写真を撮るからです。
椅子に座ったらすぐに撮って、すぐに撮影は終わります。
写真の確認は免許ができた状態になって初めて確認することになるので、写りが良くなくても仕方がありません。
11:30 交通安全協会の話
免許証ができるまでの時間に交通安全協会の人から話を聞きます。
その話は簡単にまとめると
交通事故が多い
→交通安全教室を行ったり、交通安全のグッズを配布している。
→活動資金を寄付してほしい
というようなものです。
都道府県によってその金額は異なるかもしれませんが、千葉県の会費は年間500円でした。
次の免許更新までの3年間で1500円払う必要があります。
ただしこれは「任意」です。
交通安全協会の人も「任意」としっかり言っていました。
入りたい人は名前や住所などを書いた紙と1500円を渡しに行きます。
僕はなんとなく払いましたが、その場にいた20人のうち5人しか入会していませんでした。
これは入る必要はありませんし、特に入って得することもほぼありません。
あくまでも寄付です。
年間500円を寄付するようなことなので払ってもいいと思えば支払ってもいいですが、ほとんどの人は入りません。
12:00 免許の交付
免許が作成されたら受け取って終わりです。
これで、最初の1年間は初心者マークを付ける必要がありますが車を自由に運転できます。
(車を運転する際には必ず保険に入ってからにしましょう)
免許取得からすでに半年以上たちましたが、僕はまだ自分の車を購入していません。
父の車で公道ではないところを少し運転させてもらったぐらいです。
やっぱり慣れるまでは怖いです。
そのうち、車でいろんなところに出かけてブログに挙げていきたいと思います。
全17回の自動車教習所日記は終わりです
今回で全17回の教習日記の最後となりました。
何度も書かせていただきましたが、教習所や免許センターによっても流れや日程は変わってきます。
ただ、参考にはなると思いますので目を通していただけると幸いです。
最後に、これまでの自動車教習所日記をまとめた記事をこちらに用意しています。

それでは、皆さんの教習・運転する日々がかけがえのないものとなりますように…
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