前回の教習(Part4)はこちら

教習に命を燃やしています!
どうも、あみさかです
前回は最初の方の基本的な教習をまとめて説明しました。
今回はMTでは7回目、ATでは6回目ぐらいだと思います。
- 後退
- 坂道の通行
ここから運転が苦手だと感じる人が出てきてしまうかもしれませんね。
特に坂道発進の操作は少し複雑ですが、1回で完璧にする必要はありません。繰り返し練習して覚えていきましょう。
後退の仕方の手順と断続クラッチ
ここでの後退(バック)は上手に後退することが目的ではなく、どのような手順で・視線はどこを見て後退を行うのかということを学びます。
これはここで書いて説明するよりも、実際に乗って教官の説明を聞きながら操作した方が分かりやすいと思うので割愛します。
ただ、MTの方はこれから重要になる新しい操作が加わります。
それは断続クラッチというものです。
断続クラッチはこの後のクランクやS字などで様々な場面で使います、やり方を覚えて繰り返し練習することが必要です。
「断続クラッチ」というのは、車に動力を伝えたり切ったりしながらゆっくり少しずつ進む方法です。
後退は非常に周りが見にくくなるためスピードを出せません。そのため、断続クラッチをしながらゆっくりと下がります。
やり方としては、まずクラッチを奥まで踏みアクセルを一定の強さで踏み続けます。
その後は、クラッチを半クラッチまで上げていき、車が動き出したらクラッチを奥まで踏み動力を切る
↓
車が止まりそうになったら再び半クラッチにして動力をつなぐ
これをひたすら繰り返し、スピードをあまり出さずに進みます。
この間はずっとアクセルを一定の強さで踏み続け、スピードが出過ぎてしまったときのみブレーキを使用し速度を落とします。
ATの場合の後退は低速を保ちながら後退を行います。
坂道の通行のやり方と坂道発進の手順
坂道の通行はATとMTで操作の仕方が少し違います。ですが、とりあえず同じところまでまとめて説明します。
教官の指示で坂に進んでいき、坂の真ん中で止まるように言われます。坂の真ん中でブレーキをかけて止まり、ハンドブレーキをかけ止まります。
このときに一つ注意があり、坂道発進に失敗したとき後ろに下がり他の車の通行を妨げてしまう恐れがあるので、坂の真ん中に自分がいるのではなく坂の中心に車の中心があるイメージで止まってください。
少し前に行きすぎても坂を越えなければ問題ありません。もし不安だったら教官に「この位置で大丈夫ですか?」と聞いてみてください、どの辺で止めればいいのかを目印とかで教えてくれる教官の方もいるでしょう。
この状態まで来るとMTとATで操作が変わります。
AT車の場合
ハンドブレーキをしっかりと引いたことを確認して、足をブレーキからアクセルに置きかえてアクセルを踏みます。
アクセルがある一定の強さになったところで車が動き出そうとして体に振動が伝わってきます(結構分かりやすいです)
アクセルはそのままの強さでキープしてハンドブレーキを解除して発進します。
MTの人もATの人もそうですがハンドブレーキは一気に下ろす必要はありません。
一気に下ろそうとすると反動でアクセルなどのペダルを踏む強さが変わってしまうことがあります。そのためハンドブレーキはゆっくり確実に下ろしましょう。
発進できたら坂を越え、下り始めるタイミングでDギアからギアを1、又はローに変えエンジンブレーキを使いながらゆっくりと坂をくだります。
AT車のローギアは車種によってやり方が違うので教官が教えてくれます。
MT車の場合
MT車はブレーキ、クラッチを踏んだままでハンドブレーキが上がっていることと、ギアがローギア、又は一速に入っていることを確認します。
確認できたら、ブレーキを離しアクセルを強めに踏みます。
アクセルを踏む強さはそのままで、クラッチペダルを半クラッチの位置になるまで足を上げていきます。
半クラッチになったときにエンジンの音が少し小さくなります(これも分かりやすいです)
その後、エンストを防ぐために少しアクセルを強めてからハンドブレーキをゆっくりとおろします。
このときにクラッチペダルを踏む強さが変わらないように注意します。
半クラッチにしても、もし車が動き出さなかったらそれはアクセルが弱いということなのでアクセルをもう少し強めに踏み込みましょう。
発進が完全に終了するまでクラッチはずっと半クラッチのままです。
そのまま坂をのぼりきったら、クラッチを離してエンジンブレーキを効かせながら坂を下ります。
もしスピードが出過ぎてしまっていたらブレーキで速度調節をしながら下りましょう。
このような手順で発進すること車が後ろに下がる心配がなくなり、勾配が大きい上り坂でも確実に発進することが出来ます。
終わりに「坂道発進も反復練習で上達」
この教習は坂道発進がメインなのでたくさん練習できます。この先の教習でも、第一段階の間は坂道発進の練習を定期的に行うと思います。
第一段階が終わった後に行う修了検定でも坂道発進は必ず行います。手順を忘れないようにしっかりと復習しておきましょう。
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